思い込み、きめつけ。
こんばんは。
那覇市小禄の骨折・脱臼・捻挫治療のプロ | 接骨院リボーネ 院長 友利です。
私がまだ柔道整復師に成り立ての頃の失敗談です。
当時の私は教科書通りといいますか、型にはめたがるといいますか、
この症状ならこれ。って決め付けてばかりいました。
そんなときに出会った方の症例です。
私「今日はどうされました?」
患者さん「足を捻ってしまって。」
私「確かに腫れてますね。」
患者さん「そうなんです。押しても痛いんです。」
この時点で私は靭帯損傷と決め付けその検査のみ行い、テーピングにて処置しその日の施術を終了しました。
翌日、
患者さん「先生腫れがひどくなってます!」
私「本当ですね。テープのしめすぎですので緩めに巻きましょう。」
(今考えるとなんてひどい処置でしょう。このときは自分の判断を疑うことも無かったのですね。)
翌々日、
患者さん「先生。なんだか紫色になってきました。」
ここで初めて骨折が頭をよぎりました。
私「もしかしたら、中のほうで骨折を起こしているかもしれません。一度、整形外科に受診していただいてもよろしいですか?」
患者さん「え!でも普通に歩けるしそんな大事じゃないでしょ。」
私「万が一ということもありますし。」
患者さん「先生がいうなら行ってみるよ。」
その日のうちに整形外科を受診した結果、骨折と診断。
ギプスを巻いて受診しました。
患者さん「先生折れてたよ。見つけてくれてありがとう。」
私「いえいえ。しっかり安静にして下さいね。」
患者さんが優しかったのでお礼を言われましたが、
初めから気付ければ無駄に腫れる事も防げたし、患者さんが不安がる事もなかっただろうにと、
自責の念に駆られました。
このことを切欠に
決め付けない
当てはめない
細かくチェックする
という考え方に変わっていきました。
この考えは今でも大事にしています。
一人ひとり、一人の方でも日々違うという観点で毎回診察しています。
これからもこの気持ちを忘れずにしっかりと見落とさないように診察に励みます。
那覇市小禄の骨折・脱臼・捻挫治療のプロ | 接骨院リボーネ 院長 友利でした。
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